クリエイティブディレクターってかっこいい

人生つれーと思った時なんか書く日記

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ。

あなたのことを深く愛せるかしら。

彼女はひどく心配していた。誰かを愛することを怯えているのが常だった。

急にいなくなったら、どうしよう。

彼女はありもしないことを言うので、僕は理解できなかった。ぼんやりとした不安なら口にしないほうがいいと、アドバイスしても彼女は心配するのをやめなかった。

黙り込んだ彼女に僕は何もしてやることはできない。ただ、そばにいてやることも今では叶わない。

彼女は台所に向かい、微笑みながら別れを告げた。彼女の喉元に包丁が突き刺さる。血は出なかった。中から内臓を綺麗にとりだし、三枚におろされた彼女を見て、思わず口腔が潤う。喉をぐっと鳴らした。
試しに醤油をつけずに食べてみる。
生臭さの残るその味に私はたまらなくなった。

すぐに吐き出し、私は「スシロー」へ向かった。スシローの店内にかかるBGMを聴いて、無理して明るく笑う彼女の顔を思い出した。